「アルミ製 介護用部品」の樹脂化
Before
本事例の「介護用部品」は従来、アルミで製作されており、十分な強度と耐久性を備えていましたが、部品自体の重量が課題となっていました。特に、介護用品として使用する際には軽量化が重要視され、大手介護用品メーカーより樹脂化のご相談をいただきました。
After
従来のアルミ製から樹脂製へ置き換えることで、軽量化を実現しました。
勘合部に人の体重がかかるため、ガラス繊維を50%配合したMXD6 レニーを採用し、高い機械的強度を確保しています。この材質の使用により、金属製品に匹敵する強度と耐久性を維持しつつ、大幅な軽量化を達成しました。
さらに、MXD6 レニーの優れた成形性を活かし、高い外観品質を実現。塗装工程を不要とする美しい仕上がりを提供しました。この結果、製品の美観を損なうことなく、塗装コストの削減と生産効率の向上を実現しています。
Point
1.アルミから樹脂への置き換え:従来のアルミ製部品を樹脂製に変更することで、軽量化と使いやすさを両立。
2.強度と耐久性を確保する材料選定:勘合部にかかる負荷を考慮し、ガラス繊維を50%配合したMXD6 レニーを採用。金属製品同様の高い強度を実現。
3.塗装不要の高品質外観:成形時の外観品質を高めることで、塗装工程を排除し、美観とコストダウンを両立。