課題解決事例

「アンテナベース」の樹脂化

Before

本事例の「アンテナベース」は従来、金属やFRP(繊維強化プラスチック)が使用されていました。これらの材料は強度や耐久性に優れていましたが、重量が重く、設置やメンテナンス時の取り扱いが困難でした。

特に、屋外に設置されるアンテナは風雨や紫外線などの環境要因による劣化が早く、頻繁なメンテナンスが必要でした。

また、金属は腐食しやすく、FRPは吸湿性が高く、性能の低下を招く可能性がありました。さらに、金属加工には高度な技術と設備が必要で、製造コストが高くなる傾向がありました。

After

これらの課題を解決するため、MXD6(ポリアミド-メタアミド)をご提案いたしました。MXD6は、優れた機械的強度と剛性を持ち、ガラス繊維を充填することで金属に匹敵する強度を実現できます。

また、吸湿性が低く、熱変形温度が高いため、屋外環境でも安定した性能を維持できます。さらに、射出成形に適しており、複雑な形状の製品を高精度で製造できます。

Point

1.軽量化:金属に比べて軽量で、設置やメンテナンスが容易に。

2.高強度・高剛性:ガラス繊維充填により、金属に匹敵する強度を実現。

3.耐環境性:吸湿性が低く、熱変形温度が高いため、屋外環境でも安定した性能を維持可能。

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