Q. 金型製作後の改修や設計変更を低減させる方法はありますか?
A.
適切な鋼材選定と熱処理を実施しすることに加えて、メンテナンス方法を最適化する事で改修回数の低減を行っております。
鋼材選定においてロット数量に関わず、NAK材金型の場合、摺動部は窒化処理にて完了とし、カジリの可能性を低減しています。スターバックス材金型の場合、後焼き入れでなく焼き入れした鋼材を加工することで、歪みによる金型不具合の可能性をなくしています。
メンテナンスについては、成形機からのショット信号を当社製品マスターに取り込んで、各金型の実際のショット数を管理しています。また、金型メンテナンスショット数を設定し、ガスによる不具合が発生する前にアラームを出すことで、適切な周期でメンテナンスを実施しています。
メンテナンスが遅れた際に発生するバリの拡大等を予防し、超音波洗浄機・ドライアイス洗浄機を用いて金型の研磨工程をなくしています。これにより、バリ修正等の改修回数の低減を実現しています。